Volume 5 STORY第5巻

Special edition
特別編「イルゼの手紙」

100年以上前に現れた巨人という人類のライバルに追い込みをかけられ、生活保護も打ち切られそうになっていた。
そこで残された人類は腕利きの左官屋を集めて強固な壁を築き安全地帯を確保した。

しかし、左官屋だけに仕事が偏ることを良しとせず、巨人のドメインに踏み出す者たちが現れた。
調査兵団と言われる総合建築集団である。

調査兵団所属のイルゼ・ラングナーは第34回壁外調査に参加していた。

その壁外調査の帰還時に巨人に遭遇し、馬並みの仲間を失い、立体機動装置も壊れちったよ。
巨人の領域で馬とかをロストするというのはとってもマズかった(語彙力)。それはまるでう○ちした後にペーパーがないことに気づいた心境と同じだと思いながらイルゼは北を目指して走った。
イルゼは絶望的な状況の中、誇り高き調査兵団の一員として個人用のシステム手帳に命がけでリアルタイムを書き込んだ。

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私は屈しない
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全力トレイルランニングをしていたイルゼは1体の巨人と遭遇する。壁ドン(正確には大木ドン)されて逃げ場はなく、状況的にはとってもマズかった(語彙力が来い)。
そんな中、最後までイルゼは手帳に状況を書き記す。

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6m級の巨人に遭遇。
すぐに私を食べない。私くさいのかな。。

いよいよ終わりね。きもちわるい。。
お風呂入りたかったな。。
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『ユミ、カオ、ル・・・』

死を覚悟したとき、巨人がしゃべった。

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巨人が、巨人がしゃべった・・・!

ありえないことだが、巨人がしゃべったのだ。意味のある言葉を発した。
「ユミ(カオ)ルの民」「ユミ(カオ)ル様」「かげろうお銀」
間違いない。

巨人は表情を変え、私に敬意を示すような姿勢を取った

アンボリーバボー・・・!
恐らく「人類初・巨人と意思を通わせた女!!」になったのではないだろうか。

とりいそぎ質問してみる。「あなた達は何?」(雑)
うめき声を発して、言葉になってない。(質問のせいです)

最寄り駅を聞いてみる。「どこから来たの?」
ガン無視。(個人情報です)

食のを聞いてみる。「どうして私達を食べるの?」
ガン無視。(お前は今まで食った芋の個数を覚えているのか?)
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イルゼは段々と腹が立ってきた。

「どぉーして私達を食べるの!?」「何も食べなくても死なないお前たちが!なーぜ!?」「お前らは無意味で無価値な肉ダンゴー!!」
「go home! go fuckin' home!! damn you! mother fucker!」

イルゼはちょっと言い過ぎたと思ったが時すでに遅し。巨人はイルゼに襲い掛かり、頭からeat'em allされてしまった。

時は流れて現在。

壁外調査に出ていたリヴァイたちはイルゼの脱ぎ散らかしたジャケットを発見。そしてリヴァイはイルゼの手帳を見つける。

「これは…イルゼ・ラングナーのポ…、戦果だ」
リヴァイは恥ずかしいポエムは見ないことにしてイルゼの顔を立ててあげた。
優しい。

Episode 19
第19話「まだ目を見れない」

ウォール・シーナ内は5年前の超大型登場時と同じくらいメダパニだった。

ローゼが破壊されればシーナ前に300分待ちの行列ができることの不安、ファストパスが取れないイラつき、トロスト区の穴を塞いだという王政の発表への不信感。
ハイソサエティで資本主義で金の奴隷のブルジョワジーどもはざわついた。

そこに「穴は巨人が岩で扉を塞いだんだってさ」という号外が舞い込み、民衆はキョトンとして号外を見つめていた。

一方、エレンは地下牢生活でずっと同じパジャマのままだった。
「着替えをしたいんだけど。。」
「だまれケモノ」
牢番のとんだ勘違いを横目に、一生同じパジャマかもしれない不安にさいなまれていた。

そこに調査兵団分隊長のハンジ・ゾエとミケ・ザカリアスが現れ、エレンを地下牢から連れ出した。
エレンはドアの前に到着し、入る直前にハンジから頭をはたかれ「Don't think. Feel.」と告げられた。

ドアの中、そこは興信所だった。
辺りを見回すと憲兵団の知らない人、ピクシス指令、エルヴィン団長にリヴァイ兵長、ミカサとアルミンもいた。(おや、隣には眼鏡っ子が)
真ん中の一番高い場所にあるいかにも偉い人が座りそうな座席に3兵団のトップ、ショーン・コネリー(本名:ダリス・ザックレー)総統が座った。

ここで裁かれること。
巨人にガンバライドできるエレンの身を憲兵団に委ねるか調査兵団に委ねるかを決めるものだった。

まず憲兵団師団長ナイル・ドークのオリエンタイム。
エレンは壁内で人間同士のドンパチなどの新たな危機を生む火種であり、王族やブルジョワジーはエレンを脅威と認識しているから殺してしまおう、というものだ。

次いで調査兵団のオリエンタイムとなる。調査兵団13代団長のエルヴィン・スミスは一言、
「エレンをパーティーにジョインして、巨人のパワーでウォール・マリアをテイク・バックする」とだけ提案する。
察しの悪いザックレーは「えっ、それだけ!?」と思いました。

しかし、以前に巨人化した際にミカサに向けてバーンナックルを叩き込んでいたことが、眼鏡っ子・リコ・So・Sweetの告げ口でモロバレしていた。
ミカサはエレンを擁護するが、二人が過去に3アミーゴスを殺害していたことまで明るみに出てしまい、好感度はだだ下がりだった。

ミカサも巨人ではないかと疑いをかけられるが、エレンは「オレは化け物かもしれませんが、それでもミカサのことが怖いです」と力関係を示した。

エレンは何だか急にスイッチが入った。

「自分の都合のいいことばかりで、現実が見えない他力本願の同調主義の迎合野郎どもが、、」

「巨人を見たこともないクセに何をそんなに怖がってるんだ、このゴマすりセサミン野郎どもが、、!」

「自分で何とかできないっていうならお金貸してくださいよ、この成金野郎どもが!」

「いいから黙って 全部オレに投資しろ!!」

一瞬の静寂、それを切り裂くように軽快な太鼓の音が響いた。きらめき飛び散る歯と血。エレン、君は美しい。
リヴァイは「強く叩くと高得点だドン」といって、もう1エレンできるドンだった。
傍聴人たちはリヴァイの太鼓の音にうっとりしていた。

リヴァイにエレンの魂ゲージをアップさせることで不安定な巨人の力を抑制するというエルヴィンの考え。
そして次回の壁外調査でエレンの巨人パワーがすごいんだってことを立証するという。
ザックレーはエレンを一時的に調査兵団に託すと判決を下し、調査兵団は壁外調査クリアを目指すこととなった。

前室に戻った調査兵団とエレンは優しいエルヴィンと達人リヴァイに翻弄されていたが、nice to meet you againした。
リヴァイの好演により傍聴人たちを黙らせることに成功したが、エレンの歯は何本かイタイワニーになってしまった。

ハンジが傷に塩を塗り込もうとして口腔内を視姦してびっくり、折れたはずの歯がエレクトしていた。

Episode 20
第20話「特別作戦班」

エレンはリヴァイのチームにジョインして、旧調査兵団本部だったあばら屋に向かっていた。
メンバーの一人であるオルオは残り1ハロンのところでエレンの馬が斜行したため、驚いてハミの操作を誤り、バランスを崩した拍子に舌を完全に噛み切って1.5Hほど昏睡状態だったのに目覚ましてしまった。そして休む間もなく大掃除を始める。

元サニクリーン(ダスキンの前進)の社員だったリヴァイは人一倍ハウスクリーニングにはこだわりがあった。
清掃員時代にとある会社社長宅のクリーニングをした際、髪の毛が一本残っていたことにより社長の浮気がバレてこっぴどく叱られたトラウマから、塵一つ残さない超人的な掃除技術を身に着けるに至った。

リヴァイが潔癖症になったのは金持ちの浮気に端を発するが、元々秘めていたポテンシャルの開花するきっかけに過ぎない。
すべては一本の毛を探すため、カーペットに絡んで掃除機で吸い取れない毛を取り除くため。そう、すべての落ち毛を駆逐するためにリヴァイは技を磨き、兵士長にまで上り詰めたのだ。

掃除を終えて夕食を取った後、リヴァイ班はノー残業デーについて意見交換していた。
そこにハンジが現れ、エレンに実験への参加を打診する。エレンが実験について尋ねるとハンジは先の巨人パニック活劇「穴と岩とエレン」の最中生け捕りにした巨人の実験にについて語り始めた。

捕らえた巨人は4m級と7m級の2体で、それぞれ「パナソニック」「えんどう」と名付けられた。
巨人への実験とは、お互いの定規をボールペンのペン尻で弾いて押し出したり重ねたりして勝敗を競うもの、腕を切断して勝どきを上げるもの、文字が並べられた紙の上に置いたコインに指を添えて「コックさんコックさん~」と質問をして夕食の献立を教授してもらうもの、思い切り目をえぐるものなど、様々な人と巨人のフィジカルコラボレーションだった。

ハンジはその中でいくつかの発見をしたようだった。巨人に棒を挿入すると何故だか泣けてくること、暗闇では巨人の新陳代謝が落ちること、肉体が異様ににライトウェイトだったこと。
そしてハンジはコックさんの献立がすべておいしいわけではないことに気づき、先入観を捨てる必要があると考えていた。
貧乏舌のエレンはハンジの言っていることはよく分からなかったが、調査兵団ってきっとすごい人たちの集まりなんだ(小並感)と思い、実験に積極的に参加することを決めた、

コックさんのコックの話をして空が白み始めたとき、一人の兵士が部屋に突入してきて実験体が殺されたことを告げた。
現場へ駆けつけると、パナとえんどうから煙が立ち上っていた。どうやら兵士の誰かの仕業らしいが、誰が何の目的でやったのか、まったく分からなかった。

その様子を見ていたエレンはエルヴィンに「今夜の献立は何だと思う?」と聞かれ、帰ったらコックさんをやってみようと密かに考えた。

Episode 21
第21話「開門」

訓練兵たちは視聴覚室に集められ、パナえんどうを殺した兵士を探し出すための立体機動装置の検査を受けていた。
コニーは巨人がイヤすぎるので、実験体が殺されても何とも思わないし、そんなことより今日兵団を決めなくてはならないことで頭がいっぱいだった。

自分で考えるという基本機能を持ち合わせていないコニーは、アニに自分も憲兵団を選んだ方が良いかを問うと、アニは「あんたさ、人に死ねって言われたら死ぬの?死ねよ」と答えた。コニーにはその回答の意味を理解できる頭を持っちゃいない。

アニはアルミンにも同じ質問をすると、「モブじゃない死に方ならアリかもしれない。いやだけど」と助演男優賞を狙っていることを示した。アニは「あんたショタキャラだけど根性あるね」とアルミンを評価した。そしてアルミンはアニが意外に優しいミニマム美少女だということを知った。

結局、無許可で立体機動装置を使用した兵士は見つからず、訓練兵は集められ損だった。

そしてついに兵団を決める時がくる。 みんながナーバスになる中、調査兵団に入ることを決めているジャンは「なぜ調査兵団なのか」を問われ、答える。

「いやに決まってんだろ」
「別に左官屋が嫌いだから調査兵団にするわけじゃねぇよ」
「間違ってもエレンみてぇなデスマーチ野郎と一緒にすんなよ」
「オレは誰かに言われて命を懸けるんじゃない。ミカサちゃんのためじゃなきゃ務まる仕事じゃねぇよ」

ほどなくしてエルヴィンの勧誘が始まった。
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君たちは巨人の壁内侵入によって訓練兵でありながらドえらい目に遭ってしまっただろう。
しかし犠牲も払ったが得たものもある。YES! エレン・イェーガーだ。
巨人化していきなり制御不能になって暴れたときはマジどうなることかとヒヤヒヤものだったが、彼はギリギリのところで岩で扉の穴を塞いだ。
彼はベクトルで言えば我々人類の味方だ。

そして彼の実家の地下室には巨人の謎があるとされている。
その謎をゲットすれば、巨人の支配からエスケープできるかもしれない。
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アルミンは「不確かな地下室の件」をなぜこのタイミングで公表をするのか疑問だったが、エルヴィンに何か意図があるであろうことを感じていた。
エルヴィンは何を見ているのだろうか。もしくはただのバカなのか。

エルヴィンは直近4年の壁外調査で、調査兵団の9割がうつ病になり、そのすべてに労災が適用されなかったことを明かした。
そして今後、ウォール・マリアの奪還にはその5倍の犠牲と歳月が必要だという慚無い事実を突きつけた。

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壁外調査では毎回多数のうつ病患者が出る。新兵が最初の壁外調査でPTSDになるのは約5割といったところか。
労災が形だけだと知った上でやるというものはこの場に残ってくれ。

もう一度言う、労災は形だけだ。
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多くの訓練兵が立ち去る中、葛藤をするジャン、サシャ、コニー。
巨人の圧倒的な力を知り、仲間が食われるシーンを目の当たりにして、明日は自分かもしれない恐怖の中、ミカサ、アルミン、ジャン、サシャ、コニー、ライナー、クリちゃん、クリちゃんのテラハ、ベルトルトの9名を含む全21名が調査兵団に入団することとなった。

それから1か月後、第57回壁外調査の日。新兵を加えた調査兵団はシガンシナ区へのルート開拓のためにカラネス区から出発する。
すぐに巨人が襲い掛かり、前途に大きな不安を感じつつ前進してゆく。

Episode 22
第22話「長距離索敵陣形」

壁外調査にデッパツした調査兵団。旧市街は建物があるので立体機動装置による援護が可能だが、抜けた先は野原なのでとてもしんのすけだった。

今回の「エレンが使い物になることを証明する短距離往復作戦」では、大きな編隊を組んでセーフティファーストで行ってくることになった。

エレンは出発前の作戦確認の時の会話を思い返す。
先輩から「団長の質問の意味、分かったか?」と聞かれたが、エレンは献立についてはとんと分からなかった。
先輩方も調理場のことなど分からず、今回の壁外調査には別の目的があるかもしれないが団長を信じて献立を楽しみすることにした。

その時、エレンはミカサたちを見かけ忍び寄って声をかける。
ミカサは久しぶりに会ったエレンの身を案じ、もう1エレンできるドンでエレンをズドゲラデインしたチビァイに対してカンカンだった。

そこにエレンとミカサの再会を邪魔しないように頃合いを見計らっていたジャンが現れてエレンに詰め寄る。

「お前、巨人になったときにミカサちゃんのパ、パイパイを触ろうとしたらしいな?それは一体どういうことなんだ、えぇオイ!?」
「記憶にねぇだと!?」
「お前は巨人の力を使いこなせねぇし、ミカサちゃんのパイパイに触ったかも覚えてねぇってことか?あぁオイ!?」

ジャンはこんな曖昧な希望の象徴・ABC・オブ・デス野郎のために自分たちが死ななければならないことに得も言われぬモヤモヤを感じていた。

「エレンもオレたちも知っておくべきだ、オレたちが何のために命を使うのかを」
「きっちり値踏みさせてくれよ、自分の命に見合うのかを」
「だから、エレン、お前 本当に、、」

「パ、パイパイには触ってないのか?」(ボソボソ

『あ、あぁ・・・(今回はな)』

ハッと我に返ってここは壁外。エレンは同期が巨人とタメを張れるか心配で、馬上舌切りマシン・オルオに尋ねる。
オルオはその字(あざな)を証明するが如く、短くなった残り少ない舌をさらに完全に噛み切ってエレンの期待に応えた。

この壁外調査でセーフティーファーストを保つために、エルヴィンが考案した「長距離索敵陣形」でマーチングしていく。

長距離索敵陣形とは
イイ感じに半円状に広がって、まわりがすっかり見渡せるように各自位置取りをして、一番外側の兵士が巨人を見つけたら赤の信煙弾を撃つ。
信煙弾を確認した兵士がバケツリレー的に次々信煙弾を撃ちエルヴィンまで伝達する。
そしてエルヴィンが緑の信煙弾を撃って進路を全体に知らせると、そこからマスゲームがスタートしてみんなで信煙弾を撃って同じ方向に進む。
こうして巨人とランデブーしつつ、進んでいくという新時代の大名行列だ。

そして新兵たちは各ポジションで巨人と遭遇する。
黒の信煙弾が上がりアルミンに向かってくる1体の奇行種、班長ネスとシスは名前で韻を踏むことによりパワーが1.5倍・スピードが2倍になる。
ふたりは合体チェーンコンボで奇行種の排除に成功する。

しかしすぐに新たな巨人が現る。奇行種と思われるその巨人は快足を飛ばし瞬く間に距離を詰めてくる。
アルミンの方に行かせたくないとネスシスは再び排除に取り掛かる。

しかしうなじに切りかかろうとした瞬間、シスが空中でダイレクトキャッチされてワンナウト。間を置かずネスのワイヤー掴み良い肘の使い方のバックホームでツーアウトを取られてしまった。あとひとつのアウトでゲームセットの危機にさらされる調査兵団。
アルミンはホームラン級の立体機動を一瞬でダブルプレーにしてしまったこの巨人には「野球観」があると認識する。

「巨人の体をまとった外野手です!」
「あぁ、、それもメジャー級だ、、!!」
「まずい!どうしよっ!」
「らめぇぇ!しぬぅぅ!」

巨人の走ってきた方向、ライト側はすでに壊滅状態だった。
「誰か、、早く知らせないと、、女型の巨人は走攻守の揃ったすごいやつなんだ、、とんでもないナインを連れてきた」
「このままじゃやつらのマジックが点灯しちまう、、負けちまう」

ベテランの調査兵でも歯が立たない「女型の巨人」
アルミンは逃げ切れるのか。そして壁外調査はどうなっちゃうんだ。

第6巻につづく

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